『BLACK TORCH』は面白いのか、これから漫画やアニメを見ようと思っていると評判が気になりますよね。
一方で、BLACK TORCHについて調べると「ひどい」という声もあり、実際にどのような感想・評価が寄せられているのか知ってから見るか決めたい人もいるでしょう。
この記事では、BLACK TORCHは面白いのかを結論から解説し、「ひどい」といわれる理由や良い評判・悪い評判を含めた感想・評価を紹介します。
この記事を読むとわかること
- BLACK TORCHが面白いと評価される魅力や見どころ
- 「ひどい・面白くない」といわれる理由や悪い評判
- 原作漫画・アニメがおすすめな人とそれぞれの楽しみ方
BLACK TORCHは面白い?感想・評価から結論を紹介
『BLACK TORCH』が面白いかどうかを先に結論からいうと、王道の少年漫画らしい能力バトルや、人間と物ノ怪が共闘する展開が好きな人には面白い作品です。
一方で、全5巻・全19話という比較的短い作品なので、設定やキャラクターをもっと掘り下げてほしかったと感じる人もいるでしょう。
実際に海外のレビューでもキャラクター同士の関係性などが評価される一方、序盤の駆け足感やキャラクター描写の不足が指摘されており、「面白い部分」と「惜しい部分」がはっきりした漫画だと私は感じました。
BLACK TORCHは王道バトル漫画が好きなら面白い
『BLACK TORCH』は、動物と会話できる忍者の末裔・我妻弐郎が、物ノ怪である羅睺と出会うところから物語が大きく動き始めます。
羅睺は「黒の凶星」と呼ばれる強大な物ノ怪であり、ある出来事をきっかけとして弐郎と融合することになります。
そこから物ノ怪を取り締まる組織も絡み、人間と物ノ怪の戦いへ発展していくため、「特殊な力を得た主人公が仲間とともに強敵へ立ち向かう」という王道バトル漫画の面白さを楽しめます。
設定だけを見ると、忍者、異能力、人ならざる存在、秘密組織と、少年漫画では比較的なじみのある要素がそろっています。
そのため斬新さだけを求めると物足りない可能性がありますが、逆に難解な設定を覚えなくてもストーリーへ入り込みやすいのは長所です。
私は特に、物ノ怪を単純な討伐対象として扱うだけではなく、弐郎と羅睺という人間と物ノ怪のコンビを物語の中心に置いた点が、本作の個性につながっていると感じました。
また、物語のテンポが速いため、序盤からバトル漫画らしい展開を楽しめるのもポイントです。
じっくり日常を描いてから本筋へ入るタイプではないので、テンポの良い王道少年漫画を読みたい人とは特に相性が良いでしょう。
『BLEACH』などのスタイリッシュな少年バトル漫画が好きな人であれば、絵柄やアクションを含めてチェックしてみる価値があります。
作画やキャラクター同士の関係性は評価が高い
『BLACK TORCH』の魅力として外せないのが、シャープでかっこいい作画と、弐郎と羅睺を中心としたキャラクター同士の関係性です。
特にバトルではキャラクターの動きや攻撃の勢いが伝わりやすく、少年漫画らしい迫力を感じられます。
海外レビューでも作者・タカキツヨシ先生の絵について、『BLEACH』の久保帯人先生をはじめとしたジャンプ系作家を連想させながらも、単純な模倣ではないという趣旨の評価がされています。
キャラクター面では、弐郎と羅睺が最初から完全に信頼し合っているわけではないところも面白さにつながっています。
性格も立場も異なる両者が行動をともにし、その関係が変化していくため、単純に「主人公が強い能力を手に入れました」で終わりません。
能力そのものよりも、能力を与える存在との関係まで物語として楽しめるのが『BLACK TORCH』ならではの魅力です。
また、本作は2019年にアメリカ図書館協会のYALSAによるティーン向けグラフィックノベルのトップ10にも選ばれています。
もちろん選出されたことだけで誰にでも面白い作品だとは断定できませんが、海外でも一定の評価を得ている作品であることを知る材料にはなるでしょう。
ストーリーだけでなく「絵が自分の好みに合うか」「弐郎と羅睺のコンビを好きになれるか」という視点で読むと、本作の魅力をより感じやすいと思います。
全5巻で短いためストーリーに物足りなさを感じる人もいる
『BLACK TORCH』を評価するうえで知っておきたいのが、原作漫画は全19話・全5巻で完結していることです。
2016年末から『ジャンプSQ.』で連載され、その後『少年ジャンプ+』へ移籍し、2018年7月に連載を終了しています。
長編の少年バトル漫画と比べるとかなりコンパクトなので、一気読みしやすい反面、「もっと読みたかった」という物足りなさも生まれやすい作品です。
実際、序盤については海外レビューでも展開の速さやキャラクター描写の不足が弱点として指摘されています。
個性的なキャラクターや物ノ怪という設定が用意されているだけに、それぞれの過去や関係性、世界観をさらに深く描ける余地があったように感じます。
長期連載であれば何巻もかけて広げられそうな要素が詰まっているため、作品を気に入った人ほど「もう少し続いてほしかった」と感じるかもしれません。
ただし、短さは必ずしも欠点だけではありません。
何十巻もある漫画は読み始めるハードルが高いですが、『BLACK TORCH』なら全5巻なので比較的気軽に最後まで読み進められます。
じっくり作り込まれた長編を求める人には物足りない一方、テンポの良い能力バトルを短期間で一気読みしたい人にはちょうどよいというのが、この作品を評価する際の大きなポイントでしょう。
BLACK TORCHが「ひどい」といわれる理由
『BLACK TORCH』について調べていると「ひどい」「面白くない」といった評価を目にすることがありますが、作品全体のクオリティが低いから「ひどい」と評価されているとは限りません。
むしろ作画やキャラクターの関係性には評価できる部分があり、物足りなさの原因は、王道的な設定やストーリーの展開速度、全5巻という短さにあると考えられます。
特に「もっと面白くなりそうだったのに終わってしまった」という惜しさが、結果として厳しい感想につながりやすい作品だと私は感じました。
ストーリーが王道すぎて既視感がある
『BLACK TORCH』が人によっては面白くないと感じられる理由のひとつが、少年バトル漫画としてかなり王道的な要素がそろっていることです。
主人公の弐郎は物ノ怪の羅睺と出会い、ある出来事をきっかけに融合して特殊な力を手に入れ、その後は物ノ怪に対抗する組織に関わっていきます。
「普通とは異なる主人公」「人外の存在との融合」「特殊能力による戦闘」「怪異を取り締まる組織」といった要素は少年漫画では珍しくないため、漫画をたくさん読んでいる人ほど既視感を覚える可能性があります。
一方で、王道であること自体が作品の欠点というわけではありません。
複雑な前提知識がなくても世界観を理解しやすく、物ノ怪との戦いや仲間との関係といった少年漫画らしい面白さへスムーズに入れるからです。
私も本作は「見たことのない設定を楽しむ漫画」というより、なじみのある題材をスタイリッシュな作画とキャラクターで楽しむ作品として読むほうが魅力を感じやすいと思います。
そのため、設定の斬新さを最優先する人と、王道バトルを楽しみたい人では評価が大きく変わります。
既視感があるから面白くないと感じるか、王道だからこそ読みやすくて面白いと感じるかは、読者の好みに左右される部分でしょう。
「ひどい」という検索候補だけを見て読むのをやめるのではなく、自分が王道の少年漫画を好きかどうかで判断するのがおすすめです。
展開が駆け足で十分に掘り下げられていない
『BLACK TORCH』の評価で比較的納得しやすい弱点が、ストーリー展開が速く、キャラクターや設定の掘り下げが不足しているように感じられることです。
実際に海外のレビューでも、第1巻についてキャラクター同士の関係性などが評価される一方、序盤の展開の速さやキャラクター描写の不足が指摘されています。
世界観そのものには広げられそうな要素が多いため、それぞれをもっと詳しく知りたい読者ほど駆け足に感じるでしょう。
本作には物ノ怪だけでなく、それを取り締まる組織やさまざまな能力を持ったキャラクターが登場します。
本来であればキャラクターの過去や価値観、人間関係などをさらに描くことで、戦闘シーンにもより強い意味を持たせられそうな設定です。
しかし全19話という限られた話数で物語を進めなければならないため、魅力的な素材があるのに十分味わう前に次の展開へ進んでしまうように感じる場面があります。
ただ、展開の速さは長所にもなっています。
説明が延々と続くタイプの作品ではなく、比較的早い段階から物語が動くため、テンポを重視する読者なら読みやすいでしょう。
じっくりしたキャラクター描写を求める人には弱点となり、スピード感を求める人には長所となる部分だと考えると、本作への評価が分かれる理由も理解しやすくなります。
主人公の性格が合わないという感想もある
漫画の面白さを左右する重要な要素が主人公との相性ですが、『BLACK TORCH』の我妻弐郎は、やや荒っぽく直感的に行動するタイプの主人公です。
動物と話せるという特徴を持ち、困っている存在を放っておけない優しさがある一方、言動には少年漫画らしい勢いがあります。
この真っすぐな性格を「熱くてかっこいい」と感じる人もいれば、落ち着いた主人公を好む人には合わない場合もあるでしょう。
ただし弐郎の魅力は、単に強くて熱血な主人公というだけではありません。
幼いころから動物と話せることによって周囲との違いを経験しており、だからこそ人間ではない存在に対しても自分なりの考えで接する姿勢があります。
特に羅睺とのやり取りを見ると、弐郎の人間性が人間と物ノ怪を結びつける重要な役割を果たしていることが分かります。
そのため、序盤の印象だけで主人公が苦手だと判断すると、本作の魅力を十分に感じられない可能性もあります。
弐郎と羅睺は性格も考え方も異なるからこそ、二人の掛け合いや関係の変化が物語の見どころになっています。
主人公単体の好き嫌いだけでなく、弐郎と羅睺をひとつのコンビとして見ていくと、『BLACK TORCH』をより楽しみやすいでしょう。
面白くなりそうなところで完結してしまう
『BLACK TORCH』に対する「ひどい」という言葉の中には、作品が嫌いというより、「もっと続いてほしかった」という残念さが含まれていると考えたほうが実態に近いケースもあります。
原作は『ジャンプSQ.』から『少年ジャンプ+』へ移籍したのち、2018年7月までに全19話で連載を終え、コミックスは全5巻で完結しました。
少年バトル漫画としては短いため、キャラクターや世界観に魅力を感じ始めたころには終盤へ向かっているような印象を受ける人もいるでしょう。
特に惜しいのは、忍者の末裔である弐郎、強大な物ノ怪の羅睺、物ノ怪を取り締まる組織など、長期連載にも発展できそうな設定が用意されている点です。
登場人物それぞれのエピソードや敵側の背景、物ノ怪をめぐる世界観などをさらに掘り下げれば、よりスケールの大きな物語になったのではないかと想像できます。
私はこの「まだ広がりそうなのに終わる」という感覚こそ、『BLACK TORCH』が惜しい作品といわれる大きな理由だと思います。
一方で、作品そのものが完全に評価されなかったわけではなく、2019年にはアメリカ図書館協会のYALSAが選ぶティーン向けグラフィックノベルのトップ10にも選出されています。
さらに現在ではアニメ化も実現しているため、原作終了後も作品の魅力が注目され続けてきたことがうかがえます。
「ひどい=読む価値がない」と単純に判断するのではなく、「魅力があったからこそ短さが惜しまれている作品」として捉えると、『BLACK TORCH』に寄せられる評価を理解しやすいでしょう。
BLACK TORCHの面白いという良い評判・感想
『BLACK TORCH』には「短くて物足りない」という意見がある一方で、作画のかっこよさや弐郎と羅睺の関係性、忍者と物ノ怪を組み合わせた世界観を評価する声もあります。
実際に海外レビューではキャラクター同士の関係性やストーリー上の仕掛けが評価されており、2019年にはアメリカ図書館協会のYALSAが選ぶティーン向けグラフィックノベルのトップ10にも選出されました。
全5巻だからこその物足りなさはありますが、私は短い巻数の中に少年バトル漫画の魅力を凝縮した読みやすい作品という見方もできると感じます。
絵がかっこよくバトルシーンも見やすい
『BLACK TORCH』の良い評判として特に注目したいのが、タカキツヨシ先生によるスタイリッシュな作画です。
忍者や物ノ怪という和風のモチーフを取り入れながら、キャラクターデザインには現代的なかっこよさがあり、作品を初めて見たときに絵へ惹かれる人もいるでしょう。
キャラクターの表情から戦闘時の迫力までメリハリがあり、ストーリーを追うだけでなく「絵を見る楽しさ」を感じやすい漫画になっています。
特に能力を使った戦闘では、弐郎たちの動きや攻撃の勢いが視覚的に伝わりやすく、何が起きているのか分かりにくいバトルになりにくいのが魅力です。
能力バトル漫画は設定が複雑になるほど説明量も増えやすいですが、本作はテンポの速さもあって、視覚的な勢いを保ちながらストーリーを進めています。
私はこの「細かな設定を理解するより先に、絵のかっこよさで楽しめる」という部分が、『BLACK TORCH』の読みやすさにつながっていると感じました。
海外の第1巻レビューでも作画について触れられており、『BLEACH』の久保帯人先生などジャンプ系作家を思わせる部分がありながら、単なる模倣にはなっていないという趣旨で評価されています。
もちろん絵柄の好みには個人差がありますが、スタイリッシュなキャラクターと迫力のある能力バトルを重視する人には相性の良い作品でしょう。
ストーリーの評判だけでは判断できない魅力が作画にあるため、気になる人は実際の絵を見て自分の好みに合うか確認してみるのがおすすめです。
弐郎と羅ゴウの関係性が魅力的
『BLACK TORCH』の物語を支える大きな魅力が、主人公の我妻弐郎と物ノ怪の羅睺という異色のコンビです。
弐郎は動物と会話できる忍者の末裔で、羅睺は「黒の凶星」と呼ばれる強大な物ノ怪という、本来であれば簡単に分かり合えそうにない存在です。
そんな二人がある事件をきっかけに融合し、ともに戦っていくため、単なる相棒ものではなく、人間と物ノ怪という種族を超えた関係性を楽しめます。
面白いのは、羅睺が最初から弐郎に従う便利な能力として描かれているわけではない点です。
それぞれに性格や考え方があり、やり取りを重ねながら二人の距離が変わっていくので、戦闘の勝敗とは別に「この二人がどういう関係になっていくのか」という興味が生まれます。
海外レビューでもキャラクター同士の関係性は評価されており、弐郎と羅睺の掛け合いは本作を読み進める大きな原動力になっていると感じます。
また、動物と話せる弐郎だからこそ、人間ではない羅睺と組む設定にも自然なつながりがあります。
主人公が偶然強大な力を手に入れただけではなく、もともとの弐郎の性質が羅睺との出会いや関係に結びついているため、二人がコンビになることにも説得力があります。
戦闘能力の強さだけではなく、相棒との掛け合いや信頼関係が変化していく漫画が好きな人なら、『BLACK TORCH』の良さを感じやすいでしょう。
忍者と物ノ怪を組み合わせた世界観が面白い
『BLACK TORCH』では、忍者の末裔である弐郎と物ノ怪の羅睺を中心に、人間と物ノ怪をめぐる戦いが描かれます。
忍者や妖怪を題材にした漫画そのものは珍しくありませんが、そこに現代的な組織や能力バトルの要素を加えることで、伝統的な和風作品とは異なる雰囲気を生み出しています。
「忍者×物ノ怪×特殊能力バトル」という分かりやすい組み合わせは、本作の世界へ入り込みやすい理由のひとつです。
さらに、物ノ怪がすべて同じ考えを持った単純な敵ではないことも重要です。
羅睺のように主人公側と行動する存在がいることで、人間対物ノ怪という単純な善悪だけでは整理できない関係が生まれています。
私はこの設定があるからこそ、敵を倒すだけのバトル漫画ではなく、人間と人外の存在がどう向き合うのかという部分にも興味を持って読み進められると感じました。
一方で、全19話という短さを考えると、世界観をさらに掘り下げてほしかったと思う部分もあります。
物ノ怪の存在や組織について長期連載で詳しく描かれていれば、本作の世界はさらに魅力的になっていたのではないかと想像したくなります。
それだけに、設定に魅力がない作品というより、魅力的な世界観をもっと見たかったと思わせる作品と評価するほうがしっくりきます。
全5巻なのでテンポよく一気読みできる
全5巻で完結していることは物足りなさにつながる一方、これから読む人にとっては大きなメリットにもなります。
長期連載の少年漫画の場合、数十巻というコミックスをそろえる必要があり、興味を持ってもなかなか読み始められない人もいるでしょう。
その点、『BLACK TORCH』は全5巻・全19話なので、比較的短時間で最初から最後まで一気読みできます。
ストーリー自体もテンポよく進み、序盤から弐郎と羅睺の出会いや戦闘、物ノ怪をめぐる物語へ入っていきます。
日常回を長く挟みながら少しずつ本筋へ進む作品とは異なるため、「早くバトルを見たい」「短い漫画をテンポよく読みたい」という人には向いています。
休日などにまとめて読める少年バトル漫画を探している人にとって、全5巻というボリュームはむしろ選びやすいポイントでしょう。
また、原作漫画は2018年に完結していますが、2026年7月からはテレビアニメも放送されています。
アニメをきっかけに作品を知り、原作の続きや違いが気になった場合でも、全5巻なら原作へ入りやすいのがメリットです。
長編漫画のような濃密な掘り下げよりも、かっこいい作画と王道バトルをテンポよく楽しみたい人であれば、『BLACK TORCH』の短さを長所として楽しめるでしょう。
BLACK TORCHのひどい・面白くないという悪い評価
『BLACK TORCH』の悪い評価を確認すると、「作品そのものがひどい」というより、設定の既視感やストーリーの掘り下げ不足、全5巻という短さに不満を感じる人がいることが分かります。
実際に海外のレビューでも、キャラクター同士の関係性などは評価されながら、序盤の展開が駆け足であることやキャラクター描写が不足していることが弱点として指摘されています。
私も『BLACK TORCH』は面白くない要素が多い作品というより、面白くなりそうな素材をもっと長く描いてほしかった作品と捉えるほうが適切だと感じます。
設定やストーリーに目新しさが少ない
『BLACK TORCH』を読んで「面白くない」と感じる可能性があるポイントとして、少年バトル漫画として設定やストーリーに目新しさを感じにくいことが挙げられます。
忍者の末裔である主人公、物ノ怪と呼ばれる人外の存在、主人公と強大な存在との融合、特殊な組織への所属など、少年漫画を読み慣れている人にはなじみ深い要素が登場します。
そのため「今まで読んだことがない設定の漫画を読みたい」という期待で手に取ると、既視感のほうが強くなってしまう可能性があります。
ただし、王道的な要素が多いことと、単純な模倣であることは別です。
海外レビューでは作画について『BLEACH』などジャンプ作品を思わせる部分に触れながらも、単なる模倣ではないという趣旨の評価もされています。
また、動物と話せる弐郎と、猫の姿をした物ノ怪・羅睺を組み合わせた相棒関係など、本作ならではの魅力もきちんと用意されています。
つまり評価の分かれ目は、王道を「ありがち」と捉えるか、「安心して楽しめる」と捉えるかでしょう。
斬新な設定や複雑な伏線を最優先する人には物足りなくても、テンポよく進む能力バトルを求める人なら、それほど大きな欠点にはなりません。
目新しさよりキャラクターや作画、王道バトルの気持ちよさを楽しむ漫画として読むことが、『BLACK TORCH』を楽しむポイントだと思います。
キャラクターや世界観の掘り下げが足りない
『BLACK TORCH』の悪い評価の中でも、比較的理解しやすいのがキャラクターや世界観の掘り下げに対する物足りなさです。
本作には弐郎と羅睺だけでなく、鬼子母神一華や桐原零司など複数のキャラクターが登場し、さらに物ノ怪を取り締まる組織まで存在しています。
それだけに、魅力的な登場人物や設定が用意されているのに、十分に深掘りされる前にストーリーが進んでしまうと感じる人もいるでしょう。
実際に海外の第1巻レビューでも、序盤の展開が急ぎ足であることに加えて、キャラクターの成長や描写が不足している点が批判されています。
人物の過去や考え方を丁寧に描く作品では、戦闘に至るまでの人間関係そのものが見どころになりますが、本作はストーリーを進めるスピードが速いため、その部分に十分な時間を使えません。
気になるキャラクターができたのに、その人物をもっと知る前に物語が先へ進んでしまうという感覚が、不満につながりやすいところです。
世界観についても同様で、忍者と物ノ怪、さらにそれらを取り巻く組織という設定には、長編へ発展できそうな広がりがあります。
物ノ怪とはどのような存在なのか、人間との関係はどうなっているのかなどをさらに深く描けば、作品世界により厚みを持たせられたのではないかと思います。
設定が薄いというより、魅力的な設定を掘り下げるための話数が足りなかったという印象であり、ここは長編作品を好む人ほど惜しく感じるでしょう。
もっと長く続いてほしかったという評価がある
『BLACK TORCH』の悪い評価を考える際に見逃せないのが、原作漫画が全5巻・全19話という短いボリュームで完結している点です。
本作は『ジャンプSQ.』で連載された後、『少年ジャンプ+』へ移籍し、2018年7月に第19話をもって連載を終了しました。
長期化することも多い少年バトル漫画として考えると、全5巻という巻数はかなりコンパクトで、「もっと続いてほしかった」と感じやすいボリュームです。
特に本作の場合、弐郎と羅睺の関係だけでなく、仲間や敵、物ノ怪の世界など、物語をさらに広げられそうな材料があります。
キャラクター同士の関係が深まり、世界観について理解できるようになったところで、さらに新しい物語を期待した読者もいたでしょう。
だからこそ「面白くないから短くてよかった」ではなく、「面白くなってきたからこそ、もっと読みたかった」という不満が生まれやすい作品だと私は感じます。
一方、完結後に作品が忘れられてしまったわけではありません。
2019年にはアメリカ図書館協会のYALSAが選ぶティーン向けグラフィックノベルのトップ10に入り、さらに2026年7月にはテレビアニメの放送もスタートしています。
こうした経緯まで考えると、『BLACK TORCH』の「ひどい」という評価だけを見て駄作と判断するのは早く、むしろ短期完結ゆえの惜しさが評価を分けている作品と考えるのがよいでしょう。
BLACK TORCHはどんな人なら面白いと感じる?
『BLACK TORCH』は万人に同じように刺さる作品というより、王道の少年バトル、忍者や物ノ怪、スタイリッシュな作画が好きな人ほど面白いと感じやすい漫画です。
反対に、これまでにない斬新な設定や、何十巻にもわたってキャラクターと世界観を掘り下げる長編を求める人には、全5巻という短さも含めて物足りなく感じる可能性があります。
「ひどい」という評判だけで判断するのではなく、自分が漫画に求めている面白さと『BLACK TORCH』の長所が一致するかを基準にすると、読むべきか判断しやすいでしょう。
王道の少年漫画や能力バトルが好きな人
『BLACK TORCH』を特におすすめしやすいのは、王道の少年漫画や特殊能力を使ったバトルが好きな人です。
物語では、動物と会話できる能力を持ち、忍者の技術を身につけた我妻弐郎が、強大な物ノ怪・羅睺との出会いをきっかけに人ならざる存在との戦いへ巻き込まれていきます。
特殊な力を持つ主人公、強大な相棒、仲間、敵対する物ノ怪といった少年バトル漫画の楽しさが分かりやすく詰まっています。
設定やストーリーには王道的な部分が多いため、斬新さを求める人には既視感につながる可能性があります。
しかし、王道作品が好きな人にとっては、ある程度ルールを理解したらすぐにキャラクターや戦闘へ集中できることがメリットです。
私は「定番だからつまらない」のではなく、「定番の面白さをテンポよく味わえる」と考えると、本作の良さが分かりやすくなると思います。
また、弐郎が一人ですべてを解決するのではなく、羅睺をはじめとする周囲の存在との関係が物語を動かす点も見どころです。
敵と戦って強くなるだけでなく、異なる価値観を持つ相手と関わっていくため、キャラクター同士の掛け合いも楽しめます。
友情や相棒関係、能力バトルといった少年漫画の王道要素が好きなら、相性の良い作品でしょう。
忍者や妖怪・物ノ怪を扱った作品が好きな人
忍者や妖怪など、日本的なモチーフが好きな人にも『BLACK TORCH』はおすすめできます。
主人公の弐郎は忍者の末裔として育てられており、そこへ「物ノ怪」という人ならざる存在が加わることで、和風の題材を取り入れたアクション作品になっています。
「忍者×物ノ怪」という組み合わせに魅力を感じるなら、それだけでもチェックする価値があるでしょう。
一方で、時代劇のような純粋な和風ファンタジーではなく、現代的な少年漫画の感覚で描かれている点には注意が必要です。
物ノ怪を取り締まる組織も登場するなど、伝統的な妖怪譚というより、忍者や物ノ怪という題材を現代の能力バトルへ落とし込んだ作品と考えるとイメージしやすくなります。
そのため和風モチーフとスタイリッシュな現代バトルの両方を楽しみたい人には特に向いています。
また、羅睺の存在によって「物ノ怪=すべて倒すべき悪」と単純に設定されていないところも面白いポイントです。
人間である弐郎と物ノ怪である羅睺が行動をともにすることで、種族の違いを超えた関係性も物語の軸になります。
妖怪を倒すだけではなく、人間と人外の存在がコンビになる作品が好きな人にも楽しみやすいでしょう。
作画を重視して漫画を選びたい人
漫画を選ぶ際にストーリーと同じくらい絵を重視する人にも、『BLACK TORCH』は候補に入ります。
タカキツヨシ先生による作画はシャープで、キャラクターデザインだけでなく、能力を使った戦闘の迫力も本作の魅力になっています。
スタイリッシュなキャラクターと勢いのあるバトルを絵で楽しみたい人なら、ストーリー以上に作画が読むきっかけになるかもしれません。
海外レビューでも本作の絵柄について、『BLEACH』の久保帯人先生をはじめとするジャンプ系作家を連想させる部分があると評されています。
その一方で、単純にほかの作家を模倣した絵ではないという趣旨でも評価されており、タカキツヨシ先生ならではのビジュアルを楽しめます。
特にキャラクターのかっこよさを重視するバトル漫画ファンなら、好みに合う可能性は高いでしょう。
能力バトル漫画では戦闘中に何が起こっているのか分かりにくくなることがありますが、本作はテンポの速いストーリーと作画の勢いが噛み合っています。
設定の独創性という点では好みが分かれても、視覚的な魅力は本作を評価するうえで無視できません。
『BLEACH』など、絵のかっこよさやスタイリッシュな雰囲気も含めて少年漫画を楽しむ人は、一度読んでみるとよいでしょう。
短めの漫画を一気読みしたい人
『BLACK TORCH』は長編漫画を読む時間がない人や、休日に完結作品をまとめて読みたい人にも向いています。
原作は全19話がコミックス全5巻に収録されており、すでに完結しているため、続きを何年も待つ必要がありません。
全5巻というコンパクトなボリュームは、短めの完結済みバトル漫画を探している人にとって大きなメリットです。
もちろん、短さにはキャラクターや世界観の掘り下げが十分ではないというデメリットもあります。
実際に海外レビューでも序盤の駆け足感やキャラクター描写の不足が指摘されており、じっくり物語を味わいたい人とは相性が分かれるでしょう。
しかし長編漫画にありがちな中だるみを感じる前に、物語が次々と進んでいくという見方をすれば、このスピード感は長所にもなります。
さらに2026年7月からテレビアニメが放送されているため、アニメを見て原作が気になった人にも手を出しやすい巻数です。
原作を最初から読んでも全5巻なので、アニメと漫画の違いを確かめたい場合にも大きな負担にはなりにくいでしょう。
「短いけれど勢いのある作品を読みたい」「数日で完結まで読みたい」という人には、『BLACK TORCH』は特におすすめしやすい漫画です。
BLACK TORCHのアニメの感想・評価は?
『BLACK TORCH』のテレビアニメは、2026年7月4日から放送が始まった新作アニメで、100studioがアニメーション制作を担当しています。
原作漫画が2018年に全5巻で完結してから時間を経てのアニメ化ということもあり、原作ファンにとっては弐郎や羅睺たちが映像でどう動くのかが大きな注目ポイントです。
まだ放送途中の段階なので最終的な評価を決めるには早いものの、私は原作の長所であるスタイリッシュなビジュアルとスピード感のあるアクションが、アニメと相性の良い作品だと感じます。
作画やアクションを評価する感想がある
『BLACK TORCH』はもともと原作漫画でも作画が魅力として挙げられる作品なので、アニメ化では弐郎たちの能力や物ノ怪との戦闘が実際に動くことで、アクションの迫力をより直感的に楽しめるのがポイントです。
テレビアニメ版は100studioが制作し、監督を馬引圭さん、シリーズ構成・脚本を市川十億衛門さん、キャラクターデザインを鈴木豪さんが担当しています。
さらに音楽は山田豊さんが担当しており、映像だけでなく音響や劇伴まで含めて、漫画とは違ったバトルの臨場感を味わえる作品になっています。
特に『BLACK TORCH』は忍者のアクションと物ノ怪の特殊能力が組み合わさるため、動きが付くことによる恩恵が大きい題材です。
漫画ではコマとコマの間を読者が想像する部分もありますが、アニメでは攻撃までの動作やスピード、敵との距離感まで連続した映像として表現できます。
原作で「バトルシーンの絵がかっこいい」と感じた人ほど、アニメならではの動きにも注目してみる価値があるでしょう。
また、我妻弐郎役を鈴木崚汰さん、羅睺役を上田燿司さん、鬼子母神一華役を千本木彩花さん、桐原零司役を榎木淳弥さんが担当するなど、声が付いたことでキャラクター同士の掛け合いも漫画とは違った印象になります。
オープニングテーマにはSiMの「Freeze Me Up」、エンディングテーマにはI Don’t Like Mondays.の「Groooovy」が採用されており、音楽を含めた作品全体の雰囲気もアニメ版ならではの見どころです。
作画だけでなく、声優の演技や音楽、動きまで含めて『BLACK TORCH』の世界を楽しみたい人には、アニメ版が入り口として適しています。
原作同様に王道すぎるという評価もある
一方で、アニメになったことで原作のストーリーそのものがまったく別作品になるわけではないため、原作で指摘されていた「王道的」という特徴はアニメでも好みが分かれやすいポイントです。
忍者の末裔で動物と話せる弐郎が、強大な物ノ怪である羅睺と出会い、やがて人間と物ノ怪をめぐる戦いへ関わっていくというストーリーには、少年バトル作品らしい要素が多く含まれています。
そのため、設定や物語にこれまで見たことがないほどの斬新さを求める人には、アニメでも既視感を覚える可能性があります。
ただし、王道的であることは見方を変えればアニメを初見でも理解しやすいというメリットになります。
複雑な設定を何話もかけて理解する必要がある作品とは異なり、主人公と人外の相棒、特殊能力、仲間、敵という構図を比較的つかみやすいため、少年漫画原作のアクションアニメが好きな人なら入り込みやすいでしょう。
私は独創性だけを求めるより、王道の題材を作画や演出によってどう魅力的に見せるのかに注目したほうが、アニメ版を楽しみやすいと感じます。
なお、2026年8月時点ではアニメはまだ放送中であり、作品全体に対する評価は今後のエピソードによって変わる可能性があります。
原作漫画については海外レビューでキャラクター同士の関係性が評価される一方、序盤の駆け足感やキャラクター描写の不足も指摘されていました。
アニメ版で原作の魅力を伸ばしつつ、原作で惜しいとされた部分をどのように補っていくのかも、今後の評価を左右するポイントになるでしょう。
原作漫画とアニメはどちらがおすすめ?
『BLACK TORCH』を初めて楽しむ場合、原作漫画とアニメのどちらがよいかは、何を重視するかによって変わります。
タカキツヨシ先生の作画をじっくり楽しみ、すぐに物語の結末まで知りたいなら原作漫画、動きや声、音楽を含めてバトルを楽しみたいならアニメがおすすめです。
特に原作は全5巻・全19話ですでに完結しているため、「続きが気になって待てない」という人は漫画を選ぶと最後まで一気に読めます。
| 比較ポイント | 原作漫画 | アニメ |
| おすすめの人 | 結末まで一気に読みたい人 | 映像や音楽を楽しみたい人 |
| 魅力 | 原作者の作画を直接楽しめる | アクションを動きと音で楽しめる |
| 進行状況 | 全5巻・全19話で完結 | 2026年7月から放送中 |
また、アニメから入って弐郎や羅睺を好きになった後に原作を読む楽しみ方もおすすめです。
全5巻ならアニメ視聴後に漫画をそろえるハードルも比較的低く、原作の絵や演出とアニメ版を比較しながら楽しめます。
どちらか一方が明確に優れているというより、「作画を読む漫画」と「動きや音を楽しむアニメ」で異なる魅力があると考えるのがよいでしょう。
アニメは放送途中なので、最終的な完成度を確認してから見たい人は、先に完結済みの漫画を読む方法もあります。
反対にネタバレを避けながら毎週の展開を楽しみたいなら、アニメを先に視聴するほうが向いています。
現時点では原作のスタイリッシュな作画が気になるなら漫画、アクションシーンが動くところを見たいならアニメという基準で選ぶと失敗しにくいでしょう。
BLACK TORCHは面白い?ひどい評判や感想・評価のまとめ
『BLACK TORCH』は「ひどい」「面白くない」という評判だけを見ると不安になりますが、王道の能力バトルやスタイリッシュな作画、弐郎と羅睺の関係性を楽しめる作品です。
一方で、全5巻・全19話で完結しているため、キャラクターや物ノ怪の世界をもっと深く描いてほしかったという物足りなさがあり、そこが評価の分かれる大きなポイントになっています。
私としては、「ひどい作品」というより、「魅力的な設定があるからこそ、もっと長く読みたかったと思わせる惜しい作品」という評価がしっくりきます。
『BLACK TORCH』の良い点として特に挙げたいのは、忍者の末裔で動物と話せる我妻弐郎と、強大な物ノ怪・羅睺というコンビです。
人間と物ノ怪という異なる存在が行動をともにすることで、単に敵を倒していくだけではなく、二人の掛け合いや関係の変化も楽しめます。
海外レビューでもキャラクター同士の関係性などは評価されており、2019年にはアメリカ図書館協会のYALSAが選ぶティーン向けグラフィックノベルのトップ10にも選出されているため、国内外で魅力を見いだされた実績のある作品といえるでしょう。
その一方、物語の序盤が駆け足に感じられることや、キャラクターの掘り下げが十分ではない点は、海外のレビューでも弱点として指摘されています。
忍者、物ノ怪、特殊能力、物ノ怪を取り締まる組織など長編に発展できそうな設定がそろっているだけに、全5巻という短さを惜しいと感じる人がいるのも納得できます。
つまり、「BLACK TORCHはひどい」という評価の背景には、単純につまらないという意味だけでなく、もっとキャラクターや世界観を掘り下げてほしかったという不満もあると考えたほうがよいでしょう。
これから読むか迷っている場合は、自分が王道の少年漫画を好きかどうかで判断するのがおすすめです。
忍者や妖怪・物ノ怪、能力バトル、人間と人外の相棒関係、スタイリッシュな作画といった要素が好きなら、『BLACK TORCH』は十分楽しめる可能性があります。
反対に、斬新な設定や複雑な伏線、何十巻にもわたる濃密なキャラクター描写を期待すると、王道すぎる、短すぎると感じる可能性があるので注意してください。
また、2026年7月からは100studio制作によるテレビアニメも放送されており、完結から年月を経て『BLACK TORCH』に改めて触れる機会が増えています。
原作漫画は全5巻ですでに完結しているため結末まで一気に読みたい人に向いており、動きや声優の演技、音楽を含めて楽しみたい人ならアニメから入る方法もあります。
結論として『BLACK TORCH』は、短さや王道感という弱点はあるものの、作画・バトル・キャラクターの関係性に魅力があるため、少年バトル漫画が好きなら一度チェックしてほしい作品です。
この記事のまとめ
- BLACK TORCHは王道の能力バトルが好きな人におすすめ!
- スタイリッシュな作画と迫力ある戦闘シーンが魅力
- 弐郎と羅睺の種族を超えた相棒関係も大きな見どころ
- 「ひどい」という評判には王道すぎるという意見もある
- 全5巻の短さからキャラや世界観の掘り下げ不足も指摘
- 短編だからこそテンポよく一気読みできるのもメリット!
- アニメなら動きや声、音楽を含めたバトルを楽しめる
- 総合的には「ひどい」より「もっと読みたかった」作品!



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